昔からの健康法の一つである「乾布摩擦(かんぷまさつ)」って知っていますか?若い人は知らない?
乾布摩擦は、寒い季節に上半身裸で身体を日本手拭いで、こすりますが、実際にはどんな効果・効能があるのか、よくわからないで、やっている人もいます。
何となく身体にいいからってね。
乾布摩擦には、どんな効果・効能があるのかと言うと、風邪予防や、低血圧の改善などの様々な健康効果・効能があります。
また、服を着たまま行うことができるので、女性や子供にもおすすめの健康法なのです!
乾布摩擦の様々な効果・効能
体温や内臓機能の調節、身体の機能のコントロールなどは、自律神経がその大切な役割を担っています。
乾布摩擦によって 肌に刺激を与えると、この自律神経が活性化し、乱れている場合にはバランスを整えてくれます。さらに、自律神経が整うと次のような様々な良い効果・効能があります。
寒さに強くなる
自律神経が整うと体温調節機能もアップします。その結果、寒暖差の大きい冬でも不調が起きにくくなることが期待できます。
喘息・風邪の予防
体温調節機能のアップに関連して、免疫力も高まるので、風邪の予防効果・効能があります。
さらに乾布摩擦は、喘息の発作が起きる原因の1つである副交換神経と自律神経のバランスを整えてくれるため、喘息の発作予防につながります。
低血圧改善
肌に程よい刺激が加わることでめぐり改善のサポートとなり、低血圧の改善も期待できます。
集中力アップ
自律神経のバランスが整うと、集中力のアップや
気持ちを落ち着けるといった、身体以外にも嬉しいメリットがあります。
服の上からでOK!乾布摩擦のやり方とポイント
乾布摩擦はTシャツなどの服を着たまま行っても問題ありません。
また、日本手拭だけでなく、ブラシや手を使ってもOK。あとは、10分以内を目安に身体をこするだけ。
順番はつま先から膝・太もも、指先から肩・背中、首から胸といった先端から身体の中心に向かってこすります。 手や足など、自分がやりやすいと思う部分から、はじめてみてください。
乾布摩擦のポイント
できるだけやさしく肌がほんのりあたたかくなる程度で十分です。それ以上強くこする必要はありません。
道具は木綿や絹の自然素材がおすすめ
化学繊維でできたブラシやタオルだと肌によっては、肌が炎症を起こす可能性もあります。
日本手拭は木綿や絹、ブラシは豚毛など柔らかくやさしい自然素材を使いましょう。もちろん手でやってもOKです。
肌が乾いている状態でする
お風呂上がりの濡れている身体は、肌が濡れている状態なので、肌が傷つきやすいためおすすめできません。乾布摩擦は肌が乾いているときに
行ってください。
また、肌が弱い方や、敏感な方は少しの刺激でも、肌の負担になることがあるため乾布摩擦は行わないようにしましょう。