GDPとは国内総生産の略語です。
ニュースなんかでもよく耳にする言葉ですよね。
なんとなくわかるようなわからないような言葉が多いんですよね。経済用語って。
で、GDO(国内総生産)とは、その国の『国内』で生産されたモノやサービス等を合計した数値をいいます。たとえ国内企業であっても、海外で生産したモノは含まれません。ということは、逆に外資系企業でも日本国内で生産したモノは、日本のGDPに含まれます。
国内でどれだけ経済活動が活発だったかを示す指標なんですね。GDP
って。
ちなみに、海外での生産を含めた指標はGNP(国民総生産)といいます。
一口にGDPと言っても、いくつか種類があって
『実質GDP』と『名目GDP』があります。
『実質GDP』は物価変動の影響を考慮しないで推計した数値をいいます。
(物価変動の影響っていうのが、また難しいのですがね)
『名目GDP』はその逆で、物価変動の影響を考慮して推計した数値になります。
『名目GDP』を『実質GDP』で割った数字をGDPデフレーターといいます。
GDPデフレーターは、インフレの程度を表す物価指数としてとらえられていて、この増加率がプラスであればインフレーション、マイナスであればデフレーションと考えます。
GDPの伸び率を表すものが経済成長率と言って、その国が1年間で経済規模をどれだけ拡大したかを測る尺度になりますし、景気の判断はこの経済成長率を重要視します。
アメリカのGDP(世界の3割を占めます)は、米商務省が各四半期最終日の翌月下旬に発表しますが、まずは速報値を発表します。
速報値から景気の動向を知ることが出来るのですが、速報値が発表された翌月に改定値が発表されます。そして、さらに翌月に確定値が発表されます。
確定値が最終的なGDPの数値となるのですが、速報値から上下にどれだけ修正されたかが、注目されることになります。
日本も最初は、速報値から発表されます。