保険には様々な種類があります。そのたくさんある種類の中から、私たちの人生において誰もが考える保険が、自分の身体や生命についての保険。
独身の時はそんなに深く考えなかったのに、結婚をして子供が生まれて家庭を持つと、人って『安定』を求めますよね。それは当然のことですし、求めて当然だと思います。
- 家族を養わないといけないのに大病を患ったら・・・。
- 自分に非が無くても万が一のことに巻き込まれたら・・・。
だから、みんな、もしもの時の為に『生命保険』や『がん保険』に加入します。
しかし、保険って素人にはかわりにくい面が多々あります。一昔前はそれこそ複雑で難解でした。
最近では、保険会社も私たちにわかりやすいような内容や文言の保険を提供してくれはじめているので、理解しやすくなっていますが、それでもまだまだ複雑です。
保障内容や保険金を支払うことができる、できないといった細かなことは、保険のプロに聞かないとわかりません。
保険の見直しは常に必要
保険は、私たちの人生のステージにおいて必要な内容が大きく違います。
子供が小さい内は、若い夫婦には学資保険が必要ですし、住宅を購入する時は万が一の時でもローンが支払えるように『生命保険』や『がん保険』に加入します。
人生も後半になってくると、今度は『保険料の支払い』という段階に入ります。
人生のその時その時で、私たちが保険に求めるものは違ってきます。
だから、保険の見直しは常に必要です。
世の中にはたくさんの保険会社もありますし、たくさんの商品があります。払い込む事ができる保険料と将来保障されたい保険金の希望額の兼ね合いもありますし、保障期間の希望もありますよね。
今の自分に適した保険を見つけて、良き人生を送るためには、保険の見直しが必要なんですよ。
(・∀・)つ
保険見直しのコツとタイミング
保険っていうのは種類が多いし保障内容も違うし細かい決まりごとが多いから、私たちのような素人には、よくわからないっていうのが本音です。
(・∀・。)(-∀-。)(・∀・。)(-∀-。)ぅんぅん
今、契約している保険も、実は昔契約した内容だから保険料の払い損ってこともあって、同じ契約内容なら違う保険会社の保険のほうが支払う保険金額が安いケースが多かったりもします。 w(゚o゚)w
でも、素人にはわからないし調べる時間も無いから、みなさん、保険アドバイザーに相談するんですね。
(・∀・)
保険の契約内容をチェックする
一番重要なのは保険の契約内容をチェックし、しっかりな中身を把握することです。
誰に対する保険か?
しっかりと確認する必要があります。
- 契約者・・・保険会社と保険契約を結んで契約上の義務と権利を持つ人です。
- 被保険人・・・この人の生死・病気・怪我などの保険の対象になる人です。
- 険金受取人・・・保険金を受け取る権利を持つ人。
保険内容と保険金を受け取れるケースは?
これをキチンと説明してもらい、理解しておく必要があります。理解できるまで何回でも質問する必要があります。
『主契約』とは
生命保険のベースとなる部分です。終身と定期と2通りあるのが基本です。
- 終身保険・・・一生涯にわたり被保険者の死亡、高度障害を保障します 。
- 定期保険・・・一定期間、被保険者の死亡、高度障害を保障します。
年金保険の例
- 保証期間付き終身年金・・・被保険者が生存している限り年金が支払われ、保証期間中に被保険者が死亡した場合は死亡一時金が支払われます。
- 確定年金・・・被保険者が年金支払い期間中に生存しているかぎり年金が支払われます。年金支払い期間中に被保険者が死亡した場合は死亡一時金が支払われます。
『特約』とは
主契約に付加して保障内容を充実させるものです。 特約の内容によっていくら受け取れるのか?金額とケースが大きく違います。
保険金額・・・満期時や死亡など一定の支払い事由が生じたときに受け取る金額です。保険金以外には給付金、年金などがあります。
特約の例
- 死亡保険金額(主契約)4百万円
- 死亡保険金額(定期保険特約)4千万円
- がん入院給付日額5千円 災害入院給付日額5千円 疾病入院給付日額5千円
*特約がないと主契約のみの保険金額の支払いになりますが、特約を付けないと契約できないケースが多いです。
期間 保険料の支払期間は?
保障期間は?忘れずに把握しておく必要があります。
- 保険期間・・・保障が続く期間の事です。一定期間を保障する時は『65歳まで』とか『10年』などと記載されており、また一生涯保障されるときは『終身』と記載されています。
- 払込期間・・・保険料を払う期間の事です。
そもそも保険の特約って必要なのか?
保険には様々な特約があります。保険会社によっても特約の内容は違いますし、この特約で他の保険会社と差別化を図ってサービスの充実をして会員を増やす(保険料収入を増やす)目的があるんです。
一例を上げてみます。
生前に保険金を請求できる特約
病気やケガの種類にかかわらず被保険者の余命が6か月以内と判断される場合、存命中に死亡保険金の範囲内で上限内の金額(例えば2000万円とか)で保険料が支払われる特約。
指定代理請求特約
被保険者が受取人となっている保険金等を被保険者が請求できない事情がある場合(認知症になってしまった・・・など)、あらかじめ指定された指定代理請求人が被保険者の代わりに請求手続きが出来る特約
指定代理請求人の範囲は
- 戸籍上の配偶者
- 3親等内の親族
- 直径血族
など保険会社によって範囲の決まりがあります。
指定代理人の見直しをする必要があったり、指定代理人本人がこのことを知らないケースもあるので、アドバイザーにアドバイスを求める例が多いです。
このように最近では、私たちのニーズに合う特約が増えていますので、どの保険会社にどんな特約があるのかアドバイザーに詳しく聞いてみることをおすすめします。 (o^∇^o)ノ
高度障害保険金はよくある保険の特約
よくある特約としては、『高度障害』になってしまった場合の対応についての特約です。
その一般的な内容としては、
被保険者が不慮の事故、疾病が原因で、約款に定める高度障害の状態に該当し、その状態が回復の見込みが無いと診断された場合、死亡保険金と同額の保険金が支払われると定めているケースが多いです。
約款に定める高度障害に『該当する、しない』、 回復する見込みが『ある、ない』ということで問題が起こりやすいです。
高度障害保険金の支払い事例
- 脳出血が原因で、意識障害を起こして終身介護が必要になった。
- 脊髄損傷が原因で、両足の機能が永久に失った。
- 喉頭腫瘍が原因で、言語やそしゃくの機能が永久に失った。
- 糖尿病性網膜症が原因で、両目の視力を永久に失った。
終身とか永久というのが判断の分かれ目になるのです。
保障の見直しについてのQ&A
保障の見直しついて。
Q:生命保険の見直しのやり方がわかりません。
A:見直すタイミングとしては、結婚・出産などの経済的な責任が増したとき、マイホームを購入したとき、転職、退職など人生の大きな変化が起こった時に保障の内容を見直すのがいいです。
また、保険加入後、何年か経過すると、医療制度・年金制度などの社会的制度の環境も変化しています。
ですので、定期的に人生の節目に保障内容を確認することがポイントです。
満期保険、年金に関するQ&A
Q:契約している保険が満期を迎えます。何か手続きはありますか?
A:一般的に満期日の1か月前までに所定の書類が届きます。それを記入して保険会社に提出します。(必要書類の添付もあります)年金保険の年金受け取りの際も同様です。
Q:年金を受け取っていますが、将来受け取る年金を、今受け取ることができますか?
A:できます。保障期間付終身年金の場合は、保証期間内のまだ受け取っていない期間の年金現価のみ精算し、一括で受け取ることができます。保証期間後に被保険者が生存していれば(生きていればw)生涯年金を受け取ることができます。
確定年金の場合は残存年数分を精算して一括で受け取ることができ、その時点で契約は終了します。
保険料の支払いについてのQ&A
Q:口座残高が不足してしまい、保険料が引落とされませんでした。どうすればいいでしょうか?
A:翌月の口座振替日に2ヶ月分が引落されます。
Q:団体扱いで保険料を払っていましたが退職します。退職後の保険料はどうなりますか?
A:支払い方法を口座振替に変更する手続きをします。また、保険料も変更になる可能性があります。担当者に問い合わせて詳細を確認することをおすすめします。
Q:諸事情により保険料を暫くの期間払えないかもしれません。解約しないで続ける方法はりますか?
A:保険料の『自動振替貸付』制度があります。解約時払戻金の範囲で自動的に保険料を立替える事がことができます。(結局、身銭を切るってことです。)w(゚o゚)w
また、保険会社所定の利率にて利息が付与されます。解約時払戻金の中から保険会社に利息を取られるので(将来戻ってくる保険金が減るってことです)自動振替貸付は利用しないほうが身の為です。
*利率は保険会社によって違います。
Q:更新タイプの定期保険を契約しています。入院中でも更新できますか?
A:できます。契約者から更新しないという申請をしないかぎり契約は自動的に更新されます。*年齢によっては更新できないケースもあります。
入院給付金Q&A
Q:入院が長期になり、経済的負担が大きくなっており生活が大変です。退院していなくても入院給付金の請求はできるのでしょうか?
A: 請求できます。退院をしていなくても『入院』が加入している保険や特約の支払い事由に該当していれば請求できます。
*支払対象や最低入院日数などを満たしていることが必要です。
Q:帝王切開による出産のため入院しました。疾病入院給付金の対象になりますか?
A:帝王切開による分娩は支払対象になります。
Q:入院中に保険が満期になりました。入院特約も終了しました。給付金の請求はできますか?
A:請求できます。保険期間満了日までに入院が開始し、入院期間が最低日数の要件を満たしている場合は支払いの対象になります。ただし、一旦退院し保険期間満了後に再入院した場合、満了後の入院は支払いの対象になりません。
Q:入院請求をしたいのですが、病院発行の診断書が必要ですか?
A:契約や請求の内容によっては病院発行の診断書に代えて、病院発行の
- 『領収書』
- 『診療報酬明細書』
- 『退院証明書』
等を使用して請求できるケースもあります。担当に問い合わせてみましょう。 請求する時に提出する各保険会社所定の診断書取得費用は契約者(つまり我々)の負担になるケースが多いです。
しかし、提出したけれど保険金・給付金の支払い対象とならなかった場合は、診断書取得費用相当額を保険会社が負担するケースもあります。契約している保険会社の担当者に問い合わせてみましょう。
Q:人間ドックで異常を指摘され、精密検査のために入院することになりました。疾病入院給付金の対象になりますか?
A: 支払対象になります。検診で異常を指摘されて行う精密検査の為の入院は、治療目的の入院として最低入院日数を満たしている場合は支払対象になります。
ただし人間ドックのような検査の為に伴う入院は支払対象になりません。(治療のための入院でないとダメなんです。)
手術給付金Q&A
手術はお金がかかるから、保険でまかないたいですよね。
Q:入院せずに日帰りで手術を受けました。手術給付金の対象になりますか?
A: 支払の対象になります。約款に定められている手術に該当する場合は、入院の有無にかかわらず手術給付金の支払い対象になります。 手術の種類によっては支払できないケースもあります。
Q:手術しましたが診断書発行に費用がかかります。事前に給付金が支払われるか、わかりますか?
A: 担当者に確認しましょう。その際に『正式手術名』が必要になりますので担当医にあらかじめ確認しておく必要があります。
請求時の手続きのQ&A
昔に比べて請求の手続きは簡単になってきましたが、それでもまだまだ複雑な面もあります。
Q:夫が『ガン』で入院しました。本人は告知されていません。請求人は夫ですが、妻が入院給付金を請求して受け取ることは可能ですか?
A:可能です。『ガン(悪性新生物)』による入院・手術などについては、給付金の受取人となる被保険者に正式病名を知らせていないケースも考えられることから、『ガン』に対して支払われる給付金は代理による請求・受領の扱いがあります。
*『ガン(悪性新生物)』以外でも請求人に代わって保険金・給付金の請求ができる『指定代理請求特約』があります。
Q:妻が亡くなりました。葬儀費用などにあてたいので、死亡保険金をすぐに受け取る事が出来ますか?
A: 可能です。葬儀費用など緊急の支払いの為に給付できるように、死亡保険金を即日支払できるサービスもあります。(上限金額あり)請求当日に死亡保険金の一部を受け取れます。
*このようなサービスがあるのか、できるのか、契約内容の確認と保険会社へまずは問い合わせて見る事が大事です。
Q:先進医療の技術にかかわる費用を保障する保険特約に加入しています。給付対象となる先進医療の種類は加入時から変わりますか?
A: 変わる可能性があります。給付対象となる先進医療の種類は、厚生労働大臣の認定が適宜見直しされるので、それに伴い変更されます。新たに認められた先進医療や医療機関は給付対象になります。
Q:入院中の為、受取人本人から連絡できません。本人から連絡しないと請求書類は送ってもらえないのでしょうか?
A: 受取人の親族であれば送付依頼できます。親族から担当者やコールセンターに連絡しましょう。
Q:事前に給付金の請求方法を教えて下さい。
A: 一般的な流れとしては、まず、保障内容を確認します。 入院した人が被保険者か・入院を保障する契約か・特約の内容などを確認します。
契約内容や特約の内容では、退院後通院した場合や、事故によって所定の障害状態になってしまった、所定の高度障害になってしまったケースでも給付されます。
次は、担当者に伝えて請求書類を送ってもらい、記入後、書類と必要書類(診断書など)を提出して給付金を請求します。 この時に保険証番号や手術名、事故原因などの記入を求められます。
まとめ
今回書いた内容な一般的な事例内容になります。
保険会社や契約内容、特約の内容によって、変わってきます。疑問点、不明点は担当者やコールセンターに問い合わせをして確認する事が大切です。
わからないからと言ってそのままにしておくことが一番ダメです。