こんにちは!
今回はLDLコレステロールについて解説します。コレステロールという言葉を聞いたことある人は多いと思いますが、詳しく説明できる人は少ないと思います。
そのコレステロールにも種類があり『LDLコレステロール』ってなんなんでしょう?基準値はいくつ?
健康で毎日を過ごすためにも、知っておきたいLDLコレステロールのことを、詳しく解説します。
そもそもLDLコレステロールって何?
人間の体内にある脂質のひとつ。一般に『悪玉コレステロール』と呼ばれています。
そもそもコレステロールは『あぶら』なので、血液中を流れるために、アポタンパク質とリン脂質で覆ったリポタンパク質という粒子に変化します。
リポタンパク質の一つが、LDL(Low Density Lipoprotein)で、肝臓で作られたコレステロールを全身へ運ぶ役割で、増えすぎると動脈硬化を起こして心筋梗塞や脳梗塞を発症させる、いわるゆ『悪玉コレステロール。』になります。
女性のLDLコレステロールの基準値は120mg/dl未満
診断基準 | 血液中のLDLコレステロールの数値 |
適性域 | 120mg/dl未満 |
境界域 | 120~139mg/dl未満 |
高LDLコレステロール血症 | 140mg/dl以上 |
女性の場合はLDLコレステロールの基準値は、ズバリ120㎎/dl未満です。
『140mg/dl以上であると脂質異常症の高LDLコレステロール血症』と診断されることとなります。
また、これらの数値の間となる『120~139mg/dl未満』であれば境界域ということになりますが、動脈硬化に対する他の危険因子の診断結果によっては治療対象患者となる場合もありえます。
LDLコレステロールの数値が高いとどうなるの?
お医者さんで、血液中のLDLコレステロールの数値が『140mg/dl以上であると異常値』とされると、脂質異常症の中の『高LDLコレステロール血症』に該当すると診断されます。
脂質異常症である場合には、生活習慣の改善が必須となり、食事療法と運動療法が治療の基本となります。
しかし、その人の病状や動脈硬化を引き起こす原因となるその他の危険因子の診断結果によっては、薬によってコレステロールの数値を下げる薬物療法が実施されることもあります。
以前は脂質異常症のことを高脂血症という疾患名で呼んでおり、血液中の総コレステロール値も診断基準に入っていましたが、現在のガイドラインでは動脈硬化ならびにそれに伴う病気の予防や診療に対する基準から外しています。
必見!女性のLDLコレステロールの数値を下げる方法!
LDLコレステロール値を下げるためには、基本的に食事療法や運動療法といったように生活習慣の改善がベースになりますが、それらを実施し経過を見た上でなおかつ改善の傾向が見られない場合には、薬物療法の適応が検討されることになります。
また、LDLコレステロールを減らす食事の摂り方としては、一般的に次のような項目が挙げられます。
女性のLDLコレステロールの数値を下げる為に食べた方が良い物
- コレステロールの低下作用を持つ大豆製品を積極的に食べる
- 食物繊維をたくさん摂取する
- 抗酸化作用のあるビタミン類やポリフェノールを含む食品を積極的に食べる
女性のLDLコレステロールの数値を下げる為に控えた方が良い物
- 適正なカロリー摂取量を心掛け、食べ過ぎない
- コレステロールや糖分を多く含んでいる食品を控える
- 肉類の脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸を控える
自分で計算できる!LDLコレステロール値の計算方法を紹介
健康診断での血液検査の結果では、
- 総コレステロール
- 中性脂肪
- HDLコレステロール
のそれぞれの数値が示されていても、LDLコレステロール値は明記されていない場合もあります。
そのような時には、LDLコレステロールの数値を算出する計算方法があるので、自分の数値を下記の計算式に当てはめて導きだしましょう。
LDLコレステロール値の計算式は、
総コレステロール値-中性脂肪値÷5-HDLコレステロール値=LDLLコレステロール値 です。
注意点として、
- 中性脂肪の数値が400mg/dl以上の人の場合にはこの計算式は使えないということ!
- 計算した数値と実際の測定値ではかなりの誤差が出るケースもあるので、あくまでも参考程度ということ!
があります。
まとめ
今回は女性のLDLコレステロールの基準値と、異常値、またその対策としての食事の内容を解説しました。
コレステロールの値は気になりますよね!健康で長生きするためにも、普段から食事に気を付けて、コレステロールも正常値を維持できるようにしましょう。